新MacBook ProはなぜUSB-Cしかないのか
2016年10月27日、Appleが、新MacBook Proを発表しました。
Touch Barの搭載そして、従来のコネクタを廃止しUSB-C(USB Type-C)のみにしたということで話題になりました。
今回の変更には不満を持っている方も多いと思いますが、なぜ必要なポートを消す必要があったのでしょうか。
持ち運びの優先
ノートパソコンを持つ必要がある人というのは頻繁に動かしたり、外に持っていく人でしょう。
分厚くて、重く、持ち運びに不便であるならば、デスクトップと比べて性能のわりに価格が高いノートパソコンをもつメリットはあまりありません。
持ち運びを優先するのならば、従来のUSBよりも薄くて便利なUSB-Cだけにして軽量化を図るのは当然ともいえるでしょう。
そんなポートがほしけりゃデスクトップを買えばいいというのがAppleの考えではないかと思っています。
人によって必要なポートは異なる
ポートを増やせば余計なケーブルを減らすことができます。しかし、SDカードやHDMIそしてもっと前から廃止されているディスクドライブなどは、MacBook Proを買った人全員が必ずしも使うわけではありません。
それならば、いっそのこと取り払ってしまい、薄く、そして軽くすることで持ち運びやすくして、必要なアダプタをあとから各々買ったほうが全体的には合理的なのです。
ポートがない、というのは一見不便に聞こえますが、軽くするということ以外にも外付けなら壊れても買い替えるだけで済むなど良い面があることも忘れてはなりません。
SDカードなんか使わない。HDMIなんか繋げないという人にとって、それらのポートは持ち運びを困難にする厄介者でしかないのです。
USB-Cの普及
先ほども言った通りUSB-Cは転送速度が速くて薄いです。そして裏表もありません。
最近はスマホにも使われるようになってきました。
USB-Cのメリットとしてはほかにも、モバイルバッテリーを使用する際、いままではPC用のものを使用しなければ充電できませんでしたが、USB-Cを採用することによってスマホ・タブレット用のモバイルバッテリーで充電することが可能になります。
もともとAppleが開発した規格であり、便利でもあるのでUSB-Cを普及させたいという思惑もあるのかもしれません。
まとめ
不満をもっている人が多い印象のMacBook Proですが、私的にはとても合理的でおすすめできる製品だと思っています。
どういったシチュエーションで使用するのかを考えて、ぜひ購入を検討してみてはいかがでしょうか。